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Automan

アノテーションができるツール「Automan」の3つの強み

自動運転AI開発用3次元アノテーションツール

Automanは自動運転AI開発に不可欠な教師データを作成する3次元アノテーションツールです。これまでは単一機能として設計されていた3次元アノテーションを自動運転システム全体のCI/CDに組み込むことができるインターフェースを持ち、自動運転AI開発サイクルの改善を実現します。

※CI/CD(Continuous Integration/Continuous Delivery:継続的なインティグレーション/継続的なデリバリー):ソフトウェアのビルド、テスト、リリース、デプロイなどの工程を専用ツールなどを用いることで自動化し、開発効率化、省力化、本番環境への迅速な反映を図る開発手法

画像と点群データのアノテーションを自動化

Automanは自動運転システムのプロトタイプを開発した東京大学大学院情報理工学系研究科のチーム、オープンソースの自動運転OS「Autoware」を開発したティアフォーと子会社であるHuman Dataware Lab.、アノテーションプラットフォーム「FastLabel」を開発したFastLabelによって共同開発されました。自動運転AIが用いる画像と点群データに対するアノテーションを自動化します。

オープンソースなので誰でも無償で利用可能

Automanはオープンソースとして公開されているので、Web上のブラウザで実行するか、アプリをインストールすることで誰でも無償で利用することができます。

自動化ツールを利用して内製しても、人手が足りない、単調な作業で担当者が疲弊する、精度にバラつきがあるという課題がある場合アノテーション代行サービスを利用するのが効率的です。こちらでは、コスパ・対応力・セキュリティなど、重視するポイント別に幅広いアノテーション対応領域に対応している代行サービスを紹介しています。

おすすめのシステム運用支援会社3選

「Automan」でできること・おもな機能

フレーム間のシーケンス補間

フレーム間のシーケンスを補間できます。

3D データのラベル付け

2D/3D キャリブレーション

2D/3Dのキャリブレーションが可能です。

マルチフレーム・ラベル表示によるアノテーション調整

マルチフレーム・ラベル表示によるアノテーションの調整が行えます。

3種類のアノテーション対応データ

pcd形式データ、画像付き3Dデータ、連続3Dデータ

Automanを使ったアノテーション方法】

新しいアノテーションの場合

  1. pcdデータファイルをアップロード
  2. アノテーションのラベルを作成する
  3. 3Dデータに注釈を付ける
  4. アノテーション結果をJSONファイルとしてダウンロードする

アノテーションを編集する場合

  1. 出力されたJSONファイルと.pcd データファイルをアップロードする
  2. 3Dデータのアノテーションを編集する
  3. アノテーション結果をJSONファイルとしてダウンロードする

「Automan」の操作画面

Automanの操作画面
引用元:Automan公式サイト
(https://automan.ai/)

「Automan」のサービス紹介動画

公式サイトで確認できませんでした。

サポート体制

公式サイトに問い合わせ先が記載されています。不明点があれば、問い合わせ先へご連絡ください。

価格

Apache ライセンス、バージョン 2.0に基づいてオープンソースとして公開されている無料ソフトウェアで無償利用可能です。利用者はソフトウェアの変更、再配布、商用利用ができますが、利用する場合はApacheライセンスのコピー (LICENSEファイル) と、ライセンスを参照する NOTICE ファイルを含める必要があります。

サービス導入実績/導入事例

※公式サイトで確認できませんでした。

「Automan」を運営する「東京大学、FastLabel・Human Dataware Lab.」とは

Automanは東京大学・FastLabel・Human Dataware Lab.によって共同開発されました。

東京大学大学院情報理工学系研究科コンピュータ科学専攻の加藤 真平准教授を中心とするJST-CRESTプロジェクトでは、完全自動運転中の危険と異常を予測する技術と予測能力を持続的に発展させるためのデータ収集・解析・配信の方法論に関し、理論と実践面から実用的課題に取り組んでいます。

Human Dataware Lab.は親会社のティアフォーと加藤 真平准教授らとともにオープンソースの自動運転 OS「Autoware(注3)」を開発しました。FastLabelはアノテーションプラットフォーム「FastLabel」を開発しました。

※Autoware:Linux と ROS をベースとした自動運転システム用オープンソースソフトウェアで、長崎大学、名古屋大学、産総研による共同成果の一部として自動運転の研究開発用途に無償で公開されています。

基本情報

運営会社名 FastLabel株式会社
所在地 東京都品川区北品川5-5-27 201
事業内容 アノテーションプラットフォームの開発・提供、アノテーションサービスの提供
設立年または創業年 2017年
問合せ・連絡先 https://fastlabel.ai/#contact
営業時間(問合せ対応時間) 記載なし
公式サイトURL https://fastlabel.ai/

重視するポイントで選ぶ
アノテーション代行サービス3選

重視するポイントで選ぶ
作業領域の広い
アノテーション代行サービス
3選

画像・動画・言語・音声などの作業領域が適応している代行サービスなら、 一通りのアノテーションは対応してくれますが、 より効率的に作業をすすめたいのであれば、 状況に応じた重視するポイントを把握しておくとよいでしょう
例えば、限られたAI開発予算のなかで大量のデータ処理が必要な場合は、コスパを重視して選ぶべきですし、 多種多様な言語や医療などの専門知識が必要なデータを処理する場合は、特殊な案件であっても代行可能な対応力を重視して選ぶべきです。
また、秘匿性の高い自社データを扱う場合は、信頼できる直接契約のアノテーターへ依頼ができるなどのセキュリティを重視する必要があるでしょう。
ここでは、画像・動画・言語・音声など、幅広い作業領域に対応できる代行サービスの中から、3つの重視するポイントに合ったサービスをご紹介します。

コストパフォーマンス
重視するなら

FastLabel
(ファストラベル)

ファストラベル公式サイトキャプチャ
引用元:FastLabel公式HP
(https://fastlabel.ai/annotation)
  • データ単位の従量課金制で画像アノテーションが2円(税不明)から利用可能
  • データ品質99.7%の納品実績(2023年10月時点)を実現する独自の品質チェックAIとのダブルチェック体制
品質の管理
アノテーター
教育の有無
責任者による
品質チェック

クラウドに対応

専門アノテーターによる
対応力を重視するなら

アッペンジャパン

アッペンジャパン株式会社公式サイトキャプチャ
引用元:アッペンジャパン公式HP
(https://appen.co.jp/what-we-do/)
  • 全世界にアノテーターが在籍しており、170か国、235言語に対応
  • 医師資格などの専門性の高い資格を持つアノテーターも在籍
品質の管理
アノテーター
教育の有無
責任者による
品質チェック

リモート/オンプレミスに対応

セキュリティの高さ
重視するなら

ヒューマンサイエンス

ヒューマンサイエンス公式サイトキャプチャ
引用元:ヒューマンサイエンス公式HP
(https://www.science.co.jp/annotation/index.html)
  • セキュリティルームの利用や依頼企業に常駐・オンサイトのみの作業も可能
  • クラウドワーカーではなく直接契約したアノテーターへの作業依頼も可能
品質の管理
アノテーター
教育の有無
責任者による
品質チェック

クラウド/オンサイトに対応

※選定条件
2023年10月6日調査時点において、「アノテーション サービス」でGoogle検索の表示上限までにでてきた39社の中で、 画像/動画/テキストといった幅広い領域のアノテーションに対応している企業の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。
①FastLabel:公式HPに掲載されている料金が最も安いサービス(企業)(画像アノテーション2円(税不明)~)
②アッペンジャパン:公式HPに幅広い言語や専門分野に対応できるアノテータリソースの記述がある(企業)
③ヒューマンサイエンス:セキュリティに関する対策項目が最も多かったサービス(企業)

AI分野のアノテーションとは
わかりやすく解説