AI学習用のデータセットが大きくなるにつれ、画像へのアノテーションは難しくなり、使用するアノテーションツールの効率が重要な問題となります。効率的で汎用性のあるアノテーションツールはほとんどありませんが、COCO Annotatorは汎用性が高く効率的に画像のラベル付けができるWebベースの画像アノテーションツールです。
自動車が渋滞している道路などオブジェクトが密集した画像では、それぞれのオブジェクトに対するアノテーションプロセスに時間がかかります。COCO AnnotatorではMagic Wandツールを使って塗りつぶしアルゴリズムによる色や色合いが似ているピクセルの選択と外部APIの利用で学習を済みモデルを活用した半自動アノテーションができます。
連続したセグメントで構成されていないオブジェクトへのセグメンテーションも可能です。たとえば、木によって部分的に車がブロックされている場合でも、木を含めず1台の車としてアノテーションできます。
自動化ツールを利用して内製しても、人手が足りない、単調な作業で担当者が疲弊する、精度にバラつきがあるという課題がある場合アノテーション代行サービスを利用するのが効率的です。こちらでは、コスパ・対応力・セキュリティなど、重視するポイント別に幅広いアノテーション対応領域に対応している代行サービスを紹介しています。
COCO Annotatorでは自由形式の曲線、ポリゴン、キーポイントで画像アノテーションが可能です。また他のアノテーションツールでは実装されていない様々な機能が提供されています。
参照元:COCO(Common Objects in Context):Microsoftの提供する大規模なカラー写真画像データセット
(Microsoft COCO:https://cocodataset.org/#format-data)
公式サイトに記載がありませんでした。
GitHubのCOCO Annotatorコミュニティページ(https://github.com/jsbroks/coco-annotator/)で質問を投げたり過去の質問を参照したりすることができます。
オープンソースソフトウェアのライセンスであるMIT License(マサチューセッツ工科大学が起源の代表的なソフトウェアライセンス)のソフトなので誰でも無料で利用でき、商用利用、再配布も可能です。利用する場合は、「著作権表示」と「MITライセンス全文(またはMITライセンス全文が記載されているURL」の記載が必要です。
参照元:tldrlegal(https://www.tldrlegal.com/license/mit-license)
公式サイトに記載はありませんでした
ソフトウェア開発者用のプラットフォームであるGitHub(ギットハブ)の運用・保守を行っているのはアメリカ、カリフォルニア州サンフランシスコに拠点があるGitHub, Inc.で2018年よりマイクロソフト傘下となっています。
GitHub上にソースコートをホスティングすることで、さまざまな開発者ともにコードレビューをしたり、プロジェクト管理をしたりしながらソフトウェア開発を行うことができます。プロジェクトやソースコードは管理ツールGitによってバージョン管理されています。アカウントにはオープンソース用の無料アカウントと商用プランがあります。
運営会社名 | GitHub, Inc. |
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所在地 | 88 Colin P Kelly Jr Street San Francisco, CA 94107 United States |
事業内容 | GitHubの運用・管理 |
設立年または創業年 | 2008年 |
問合せ・連絡先 | http://brat.nlplab.org/contact.html |
営業時間(問合せ対応時間) | 記載なし |
公式サイトURL | https://github.com/ |
画像・動画・言語・音声などの作業領域が適応している代行サービスなら、
一通りのアノテーションは対応してくれますが、
より効率的に作業をすすめたいのであれば、
状況に応じた重視するポイントを把握しておくとよいでしょう。
例えば、限られたAI開発予算のなかで大量のデータ処理が必要な場合は、コスパを重視して選ぶべきですし、
多種多様な言語や医療などの専門知識が必要なデータを処理する場合は、特殊な案件であっても代行可能な対応力を重視して選ぶべきです。
また、秘匿性の高い自社データを扱う場合は、信頼できる直接契約のアノテーターへ依頼ができるなどのセキュリティを重視する必要があるでしょう。
ここでは、画像・動画・言語・音声など、幅広い作業領域に対応できる代行サービスの中から、3つの重視するポイントに合ったサービスをご紹介します。
コストパフォーマンスを
重視するなら
品質の管理 | |
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アノテーター 教育の有無 |
〇 |
責任者による 品質チェック |
〇 |
クラウドに対応
専門アノテーターによる
対応力を重視するなら
品質の管理 | |
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アノテーター 教育の有無 |
― |
責任者による 品質チェック |
〇 |
リモート/オンプレミスに対応
セキュリティの高さを
重視するなら
品質の管理 | |
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アノテーター 教育の有無 |
〇 |
責任者による 品質チェック |
〇 |
クラウド/オンサイトに対応
※選定条件
2023年10月6日調査時点において、「アノテーション サービス」でGoogle検索の表示上限までにでてきた39社の中で、
画像/動画/テキストといった幅広い領域のアノテーションに対応している企業の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。
①FastLabel:公式HPに掲載されている料金が最も安いサービス(企業)(画像アノテーション2円(税不明)~)
②アッペンジャパン:公式HPに幅広い言語や専門分野に対応できるアノテータリソースの記述がある(企業)
③ヒューマンサイエンス:セキュリティに関する対策項目が最も多かったサービス(企業)