【ANNO-Navi】 効率的なAI開発のためのアノテーション代行サービスガイド » 知っておきたい アノテーションサービス選び方の基礎知識 » アノテーションサービスの
費用相場

アノテーションサービスの
費用相場

アノテーション代行にかかる費用の内訳

アノテーション代行作業の料金は会社によって異なりますが、セグメンテーションや音声書き起こしなどアノテーションの種類、必要な教師データの量や作業の種類、タグ付け精度、データ当たりのラベル数、納期スピードなどの要素などによっても料金が変わってきます。それだけではなく、検品作業や品質管理の範囲によっても変わります。
作業を依頼する前に複数社から見積もりをとって比較し、予算にあった料金体系の会社を選ぶようにしましょう。単価が安い高いだけでなく、作業内容や精度、作業量、納期などが価格と見合っているか、バランスを見ることが大事です。

アノテーション代行サービスの費用相場

上記のように、費用はさまざまな条件で変動しますが、目安として、公式サイトに単価を明記している会社3社の価格から画像に関する最低価格の平均値と、それぞれ1,000件、1万件、10万件行った場合の費用を紹介しましょう。

<各社費用の参照元>
FastLabel公式サイト(https://fastlabel.ai/price) ANNOTEQ公式サイト(https://annoteq.com/) TASUKI公式サイト(https://tsk-pf.com/price

※2022年4月25日調査時点においての情報です。2023年10月6日再調査時点では、ANNOTEQの金額記載は確認できませんでした。

画像アノテーションの費用目安

画像分類 単価 ※いずれも税不明

物体検出(バウンディングボックス)単価 ※いずれも税不明

セグメンテーション 単価 ※いずれも税不明

キーポイント 単価 ※いずれも税不明

件数による画像アノテーションの目安

画像分類(平均単価:5.3円~) ※税不明

物体検出(バウンディングボックス)(平均単価:6.6円~) ※税不明

セグメンテーション(平均単価:50円~) ※税不明

キーポイント(平均単価:4.5円~) ※税不明

自社で内製する場合の費用例

人間が単純な画像アノテーションを100枚行うのに1時間程度かかります。時給1,200円のアルバイトを雇って画像アノテーションを依頼した場合の費用例は以下のようになります。

※アルバイト1人(時給1,200円)雇った場合の作業にかかる時間と費用試算

費用以外に、
重視するポイントで比較する
アノテーション代行サービス3選

料金を公表している会社の価格情報

アノテーションはAIシステム構築においてAIの精度にかかわる非常に重要なプロセスです。アルバイトへの教育や管理に必要な時間や社員の人件費なども含めると、代行サービスに委託したほうが作業を効率的に進めることができます。
以下に公式サイトでアノテーション料金を公表している会社の画像に関する価格について紹介しますので、参考にしてみてください。

FastLabel(ファストラベル)

<画像アノテーションの単価>

分類 4円(税不明)~
矩形(バウンディングボックス)物体検出 8円(税不明)~
セグメンテーション 60円(税不明)~
キーポイント 4円(税不明)~

FastLabelではアノテーションツールも提供しています。小規模のFreeからAI技術を事業の核としているようなチーム向けのEnterpriseまで3プランとなっています。料金についてはお問い合わせください。

参照元:FastLabel公式サイト(https://fastlabel.ai/price

ANNOTEQ(アノテック)

<画像アノテーションの単価>

分類 5~20円(税不明)
矩形(バウンディングボックス)物体検出 5~15円(税不明)
セグメンテーション 40~250円(税不明)
キーポイント 5~10円(税不明)
動画分類(税不明) 10~1000円
画像収集(Web・撮影) 50~400円(税不明)

【作業事例】(価格は税不明)

参照元:ANNOTEQ公式サイト(https://annoteq.com/

TASUKI(タスキ)

<画像アノテーションの単価>

分類 7円(税不明)~
矩形(バウンディングボックス)物体検出 7円(税不明)~
ポリゴン 16円(税不明)~
動画切り出し 230円(税不明)~/30分

参照元:TASUKI公式サイト(https://tsk-pf.com/price

アノテーションサービス選びの基礎知識について、こちらもチェック

重視するポイントで選ぶ
アノテーション代行サービス3選

重視するポイントで選ぶ
作業領域の広い
アノテーション代行サービス
3選

画像・動画・言語・音声などの作業領域が適応している代行サービスなら、 一通りのアノテーションは対応してくれますが、 より効率的に作業をすすめたいのであれば、 状況に応じた重視するポイントを把握しておくとよいでしょう
例えば、限られたAI開発予算のなかで大量のデータ処理が必要な場合は、コスパを重視して選ぶべきですし、 多種多様な言語や医療などの専門知識が必要なデータを処理する場合は、特殊な案件であっても代行可能な対応力を重視して選ぶべきです。
また、秘匿性の高い自社データを扱う場合は、信頼できる直接契約のアノテーターへ依頼ができるなどのセキュリティを重視する必要があるでしょう。
ここでは、画像・動画・言語・音声など、幅広い作業領域に対応できる代行サービスの中から、3つの重視するポイントに合ったサービスをご紹介します。

コストパフォーマンス
重視するなら

FastLabel
(ファストラベル)

ファストラベル公式サイトキャプチャ
引用元:FastLabel公式HP
(https://fastlabel.ai/annotation)
  • データ単位の従量課金制で画像アノテーションが2円(税不明)から利用可能
  • データ品質99.7%の納品実績(2023年10月時点)を実現する独自の品質チェックAIとのダブルチェック体制
品質の管理
アノテーター
教育の有無
責任者による
品質チェック

クラウドに対応

専門アノテーターによる
対応力を重視するなら

アッペンジャパン

アッペンジャパン株式会社公式サイトキャプチャ
引用元:アッペンジャパン公式HP
(https://appen.co.jp/what-we-do/)
  • 全世界にアノテーターが在籍しており、170か国、235言語に対応
  • 医師資格などの専門性の高い資格を持つアノテーターも在籍
品質の管理
アノテーター
教育の有無
責任者による
品質チェック

リモート/オンプレミスに対応

セキュリティの高さ
重視するなら

ヒューマンサイエンス

ヒューマンサイエンス公式サイトキャプチャ
引用元:ヒューマンサイエンス公式HP
(https://www.science.co.jp/annotation/index.html)
  • セキュリティルームの利用や依頼企業に常駐・オンサイトのみの作業も可能
  • クラウドワーカーではなく直接契約したアノテーターへの作業依頼も可能
品質の管理
アノテーター
教育の有無
責任者による
品質チェック

クラウド/オンサイトに対応

※選定条件
2023年10月6日調査時点において、「アノテーション サービス」でGoogle検索の表示上限までにでてきた39社の中で、 画像/動画/テキストといった幅広い領域のアノテーションに対応している企業の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。
①FastLabel:公式HPに掲載されている料金が最も安いサービス(企業)(画像アノテーション2円(税不明)~)
②アッペンジャパン:公式HPに幅広い言語や専門分野に対応できるアノテータリソースの記述がある(企業)
③ヒューマンサイエンス:セキュリティに関する対策項目が最も多かったサービス(企業)

AI分野のアノテーションとは
わかりやすく解説