AIモデルのトレーニングには様々な手順を踏まなくてはならず、特にデータにラベル付けを行うアノテーションに時間がかかります。アノテーションのためのプラットフォームであるSuperviselyを利用すれば、ほとんど人手を必要とせずにトレーニングデータを作ることが可能となり、ラベル付けのパフォーマンスと品質の両方を向上させます。
Superviselyはコンピュータービジョン用のオペレーションシステム(OS)のように構築されているので、機械学習モデルのためのツールを一つのSuperviselyプラットフォーム上で統合することができます。GitHubなどデータ・サイエンスにおいて利用されているツールだけでなく、当社独自のアプリも用意されています。
Superviselyは画像アノテーションからカスタム・ニューラル・ネットワークの構築まで、コンピュータービジョン研究・開発のライフサイクル全体をカバーするスマートツールです。
バウンディングボックス、点、ポリゴン、ラインなどの基本アノテーション以外に、3次元点群やデータ変換も可能です。また、特殊データであってもニューラルネットワークが適合するように再トレーニングするので、ほんの少しの追加データで正確な予測結果を生み出すことができます。
※コンピュータービジョン:コンピューターとシステムがデジタル画像、動画、視覚など膨大なデータから意味のある情報を導き出し、その情報に基づいて予測を行うAI(人工知能)技術(または分野)のこと
自動化ツールを利用して内製しても、人手が足りない、単調な作業で担当者が疲弊する、精度にバラつきがあるという課題がある場合アノテーション代行サービスを利用するのが効率的です。こちらでは、コスパ・対応力・セキュリティなど、重視するポイント別に幅広いアノテーション対応領域に対応している代行サービスを紹介しています。
ピクセル精度の高精度アノテーションツールによってオブジェクト検出からインスタンスのセグメンテーションまでスピーディに行えます。
数時間のビデオでも画像に切り取らずにラベル付けが可能。マルチトラックタイムライン管理、組み込みオブジェクトの追跡、セグメントのタグ付けなどもできます。
写真やビデオのコンテキスト、AI オブジェクト追跡、点群セグメンテーションを使用し、LiDARや RADARセンサーからの3Dオブジェクトにラベル付けをします。
※LIDAR(Light Detection And Ranging);レーザー光計測、RADAR:レーダー(電波計測)
ビューワー、編集ツール、AI強化機能を使用して、CTやMRIのDICOMスキャンを2D、3Dでラベル付けします。
※DICOM(Digital Imaging and Communications in Medicine):医療デジタル画像
公式サイトでは、操作している様子を埋め込まれたGIF画像で確認できます。
参照元:Supervisely公式サイト( https://supervisely.com/labeling-automation/ai-assisted-labeling/)
公式サイトに記載なし
エンタープライズ エディションの場合、専用スラック チャット、ガイド付きオンボーディングサポート、専門家によるパーソナライズされたトレーニング セッションを受けることができます。また、30日間のトライアル利用ができます。
価格:無料
チームファイル:最大1GB
価格:要問合せ
チームファイル:無制限
※公式サイトで確認できませんでした。
2013年にコンピュータービジョン分野のコンサルティング事業を開始したSupervisely OÜは、2017年にコンサルティングサービス提供からコンピュータービジョン製品の研究、開発、販売に方向を転換しました。機械学習の研究開発自動化と高速化のための社内ツールから生まれたSuperviselyは2017年のリリース以来、世界中のコンピュータービジョンコミュニティやクライアントに利用されています。
運営会社名 | Supervisely OÜ |
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所在地 | Tallinn, Kesklinna linnaosa, Ahtri tn 12,Estonia |
事業内容 | 画像注釈、ニューラルネットワーク構築などコンピュータービジョンの研究・開発 |
設立年または創業年 | 2017年 |
問合せ・連絡先 | hello@supervisely.com |
営業時間(問合せ対応時間) | 記載なし |
公式サイトURL | https://supervisely.com/ |
画像・動画・言語・音声などの作業領域が適応している代行サービスなら、
一通りのアノテーションは対応してくれますが、
より効率的に作業をすすめたいのであれば、
状況に応じた重視するポイントを把握しておくとよいでしょう。
例えば、限られたAI開発予算のなかで大量のデータ処理が必要な場合は、コスパを重視して選ぶべきですし、
多種多様な言語や医療などの専門知識が必要なデータを処理する場合は、特殊な案件であっても代行可能な対応力を重視して選ぶべきです。
また、秘匿性の高い自社データを扱う場合は、信頼できる直接契約のアノテーターへ依頼ができるなどのセキュリティを重視する必要があるでしょう。
ここでは、画像・動画・言語・音声など、幅広い作業領域に対応できる代行サービスの中から、3つの重視するポイントに合ったサービスをご紹介します。
コストパフォーマンスを
重視するなら
品質の管理 | |
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アノテーター 教育の有無 |
〇 |
責任者による 品質チェック |
〇 |
クラウドに対応
専門アノテーターによる
対応力を重視するなら
品質の管理 | |
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アノテーター 教育の有無 |
― |
責任者による 品質チェック |
〇 |
リモート/オンプレミスに対応
セキュリティの高さを
重視するなら
品質の管理 | |
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アノテーター 教育の有無 |
〇 |
責任者による 品質チェック |
〇 |
クラウド/オンサイトに対応
※選定条件
2023年10月6日調査時点において、「アノテーション サービス」でGoogle検索の表示上限までにでてきた39社の中で、
画像/動画/テキストといった幅広い領域のアノテーションに対応している企業の中から、以下の条件で3社をピックアップしています。
①FastLabel:公式HPに掲載されている料金が最も安いサービス(企業)(画像アノテーション2円(税不明)~)
②アッペンジャパン:公式HPに幅広い言語や専門分野に対応できるアノテータリソースの記述がある(企業)
③ヒューマンサイエンス:セキュリティに関する対策項目が最も多かったサービス(企業)